敬語が必要最小限であるか
敬語も必要以上に使いすぎると、かえって悪い印象を与えてしまいます。
文章も長くなりますし、逆に相手に不快感を与えてしますことになりかねません。
ひとつの文章にはひとつの敬語で十分ですので、二重敬語は避けてください。
悪い文例
何卒ご了承くださいますよう切にお願いいたす次第でございます。
良い文例
何卒ご了承くださいますようお願いいたします。
難しい表現になっていないか
ビジネス文書に限らず、文章はやさしい表現である口語体で書きます。
漢字の使用が多くなると格式ばった印象を与えてしまいますので、漢字は全体の30%程度を目安に書くとようでしょう。
悪い文例
弊社では継続的なる原価低減に日々努力して参りましたが、昨今の急激なる資材価格の高騰には抗し切れず、最早企業努力の限界に達して参りました。
良い文例
弊社では原価低減に日々努力してまいりましたが、最近の急激な資材価格の高騰には、もはや企業努力の限界に達してまいりました。
同じ語尾を続けて、文章が単調になっていないか
「ですます」調や「である」調で文章を書いていると、
「~です。~です。」と同じ語尾を繰り返すことになってしまい、読み手に単調さを与えてしまいます。
テンポよく読んでもらうためには、語尾に変化をつけるとよいでしょう。
「~です。~ます。~です。」のように同じ語尾が連続しないよう工夫すると読みやすくなります。
重複や二重否定になっていないか
同じような意味の言葉を重複して使っているのも目障りなものです。
また、否定した内容をさらに否定する二重否定も意味を分かりにくくしますので、できれば避けたいものです。
重複の文例
弊社の工場は、環境に配慮した最新設備の工場です。
二重否定の文例
株式上場について、興味を持たないベンチャー経営者はおりません。